マーシア「髪?ふふふ、いいわよ、こっちへいらっしゃい」
シェリル「悪いねマーシア、ちょっと寝癖がなおらなくてさ」
マーシア「シェリル昨日髪乾かさないで寝てたでしょう?ちゃんとしないとだめよ」
シェリル「わかってるんだけどさー」
ルッツ「その言い方はわかってねえな」
シェリル「うっわ鳥の巣頭」
ルッツ「鳥の巣じゃねえよ!俺様のナイスな髪型にケチつける気か!」
マーシア「そういえばルッツって髪長いわよね、ちょっとほどいてみてくれない?」
シェリル「……あたしより長いんじゃないの?」
ルッツ「シェリルは髪も気も短いからなあ」
シェリル「短くしてるのはアンタのせいでしょうが!」
テオ「喧嘩はだめですよー!」
アレク「全く、懲りないな二人も」
ヴェルハルト「相変わらずだな」←New!
シェリル「だってコイツが!」
ルッツ「別に俺様はなにもしてないだろー!お前が勝手にかっか怒ってるだけで」
テオ「わーもうやめてくださいってば!」
シェリル「そういえばヴェルハルトも髪長いよね」
ヴェルハルト「そうだな、別にこだわりがあるわけじゃないが」
ルッツ「一番長いよな」
テオ「さらっさらですしね」
アレク「さらさらなのはテオも一緒じゃないか?」
マーシア「確かにテオは綺麗な髪してるわね」
テオ「そんな見つめないでくださいよー、照れます!」
マーシア「ふふふ、そうだルッツこっちに座ってくれない?」
ルッツ「なになに?」
マーシア「ちょっと待っててね……ここをこうして、ここを……」
シェリル「マーシア!そ、それは、ふふっ」
アレク「似合ってるじゃないか、ぷぷぷ……」
マーシア「やっぱり!ルッツはツインテールが似合うのね!」
テオ「ルッツさん可愛いですー!」
ルッツ「え?なになに俺様そんなに似合う?おいヴェルハルト笑ってんのばれてんぞ!背けんな!顔!」
ヴェルハルト「別に笑ってなど……いない……」
ルッツ「唇ぷるぷる震わせんなわかってるんだよ!!」
マーシア「なんだか楽しくなってきちゃったわ、テオ、こっちへいらっしゃい?」
テオ「え?!ぼ、僕はちょっと……」
マーシア「テオ?どうしたの?」
テオ「(あ、アレクさーん、どうしましょう)」
アレク「(ここは素直に行っておくほうがいいんじゃないか?)」
テオ「(でも僕恥ずかしい……)」
アレク「(dead or ギガプラ…)」
テオ「すぐいきまーす!!」
シェリル「それにしてもよくそんなピンやらゴムやらすぐ出てくるね」
マーシア「あら、あると便利よ、シェリルもどう?」
シェリル「あたしは遠慮しておくよ……というか寝癖、直してほしいんだけど」
マーシア「順番順番」
シェリル「(順番的にはあたしが一番じゃないの……?)」
マーシア「あらほんとにさらっさら!羨ましいわ!」
テオ「うーん、そうなんですか?僕にはわかんないですけど」
マーシア「シェリル触ってみて!ほら!すごい!」
シェリル「へえ、本当だ、すっごいさらさらしてる」
テオ「わーもうくすぐったいですってばー!」
ルッツ「(ヴェルハルト)」
ヴェルハルト「(どうした)」
ルッツ「(ちょっとだけ、羨ましくね?)」
ヴェルハルト「(髪質か?)」
ルッツ「(だー!違えよあの状況!女に囲まれてちやほやされるあの状況!)」
ヴェルハルト「(?鬱陶しいだけだろう?)」
ルッツ「(あーもうこれだからヴェルハルトは……いいか?マーシアに
あらすっごいさらさらねえ(裏声)
って髪をいじられんだぞ?どうだ?)」
ヴェルハルト「(……)」
ルッツ「(鼻の下伸びてんぞ)」
ヴェルハルト「(伸びてない)」
ルッツ「(だったらそのにやけ面やめろよ)」
シェリル「それにしてもさらさらしてるから結びにくそうだね」
マーシア「あら、結ぶだけじゃないのよ?髪は……アレク、ワックス借りるわね」
アレク「ああ、どうぞ」
シェリル「え?!アレクってワックスで逆立ててたの?!」
アレク「流石に地毛ではここまで逆立たないよ」
ルッツ「(ワックスでも逆立たねえよ)」
シェリル「(もしかして:木工用ボンド)」
マーシア「あら可愛い!」
テオ「え!え!どうなってるんですか?!」
シェリル「へえ、オールバックね。確かにさらさらでも固まるね」
ルッツ「ヴェルハルト2号だ!」
アレク「確かに!ヴェルハルトっぽいな!」
テオ「わー!よ、喜んでいいんですか……ね!」
ヴェルハルト「(俺そんな悩まれるくらいの存在なのか?)」
テオ「わー!でも自分じゃないみたいですよー!面白いー!けんにてまよいをたつ!」
ヴェルハルト「俺の真似か?」
ルッツ「けんにてまよいをたつ!」
シェリル「同じセリフなのにアンタが言うと鬱陶しく聞こえるのはなんで?」
マーシア「周波数の問題かしら?」
ルッツ「なんだよ周波数って!電波じゃねえよ!!」
アレク「わかってやってくれシェリル、ルッツから鬱陶しさをとると何も残らないから……」
ルッツ「ひでえ!俺たち親友!親友じゃなかったのかよ!!」
アレク「え?俺とヴェルハルトが?いやあそんなちょっとそこまで親密じゃないかな」
マーシア「(あらやだ範囲攻撃)」
シェリル「(笑顔でフォースリング)」
テオ「(ヴェルハルトさん泣いてますよ)」
マーシア「そういえばなにをしようと思ってたのかしら」
シェリル「あたしの!寝癖!」
マーシア「ああそうそう、ごめんなさいね、シェリル」
シェリル「全く……」
マーシア「ふふふ、でも人の髪の毛を触るのって楽しいわね」
シェリル「まー、触られる方はどうだかだけどね」
マーシア「ところでシェリル」
シェリル「なに?マーシア」
マーシア「月代って興味ある?」